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サンプル・オブジェクトのインストール |
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Oracle Application Expressでは、ユーザーは作業領域にログインします。各作業領域は、オブジェクト、データおよびアプリケーションを仮想プライベート・データベースに区切る共有の作業領域として考えることができます。
このガイドの演習を始める前に、作業領域内に適切なサンプル・オブジェクトを作成する必要があります。これらのサンプル・オブジェクトは一般的に次の2つのスキーマにインストールされたオブジェクトのコピーです。
人事管理(HR)
HRスキーマには勤務する従業員と施設に関する情報が含まれます。各従業員は識別番号、電子メール・アドレス、職業識別コード、給与、および管理者を持ちます。従業員には部署が割り当てられ、各部署は番地名、郵便番号、市町村名、都道府県名、国別コードが含まれた完全な住所を持つ1つの場所と関連付けられています。
受注(OE)
OEスキーマは、製品認識番号、製品名、製品が分類されるカテゴリ、製品の説明、重量のグループ(出荷用として)、保証期間、サプライヤ、ステータスの可用性、および最安値を含む、製品インベントリおよび企業の製品売上を追跡します。
作業領域でローカルでオブジェクトを作成するには、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートする必要があります。
トピック:
OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートするには、次の手順で、Oracle Technology Network(OTN)からダウンロードする必要があります。
Webブラウザで、次に移動します。
http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/packaged_apps/oehr_sample_objects.zip
oehr_sample_objects.zip
ファイルをコンピュータに保存します。
oehr_sample_objects_installer.sql
ファイルを解凍および抽出します。
Microsoft Windows: oehr_sample_objects.zip
ファイルをダブルクリックします。
UNIXまたはLinux: 次のコマンドを入力します。
$ unzip oehr_sample_objects.zip
OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをダウンロードしたら、これをApplication Expressにインポートします。インポート・プロセスの間に、アプリケーションおよびサポートされるオブジェクトの両方をインストールすることを指定します。アプリケーションのインストールによりこのガイドの演習を習得するために必要なオブジェクトおよびサンプル・データが作成されます。
次の手順で、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートし、インストールします。
Oracle Application Expressにログインします。
手順は、ホスティングされたデモ環境へのログインまたはローカル・インスタンスへのログインを参照してください。
作業領域のホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
「インポート」ボタンをクリックします。
ファイルの指定で、次の内容を指定します。
ファイルのインポート: 「参照」をクリックして、ファイルにナビゲートします。
ファイル・タイプ: 「アプリケーション」、「ページ」または「コンポーネントのエクスポート」を選択します。
ファイルのキャラクタ・セット: 正しいキャラクタ・セットを選択します。
「次へ」をクリックします。
インストールするファイルのインポートが終了しました。
インポートしたファイルをインストールするには、「次へ」をクリックします。
アプリケーションのインストール・ウィザードが表示されます。
アプリケーションのインストール・ウィザードでは、次の内容を指定します。
解析スキーマ: 開発環境の設定時に作成したスキーマを選択します。
ビルド・ステータス: 「アプリケーションの実行および構築」を選択します。
次のアプリケーションとしてインストール: 「新しいアプリケーションIDを自動割当て」を選択します。
「インストール」をクリックします。
「サポートするオブジェクトのインストール」では、「はい」を選択して「次へ」をクリックします。
「インストール 」をクリックして選択内容を確定します。
ページ上部の「ホーム」ブレッドクラム・リンクをクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションのインストールに問題がある場合は、作業領域内の使用可能な領域を確認します。追加の記憶域をリクエストする必要がある可能性があります。
ユーザーが作業領域管理者の場合、次の作業を実行できます。
追加の記憶域をリクエストするかどうかを決定します。詳細はOracle Database Application Expressユーザーズ・ガイドの作業領域の概要レポートの表示を参照してください。
追加記憶領域をリクエストします。詳細は、Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイドの追加の記憶域のリクエストを参照してください。
OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションの削除、およびサポートするオブジェクトを完全に削除することを選択することにより、関連付けられたすべてのオブジェクトおよびデータは削除されます。
次の手順で、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションを削除します。
Oracle Application Expressにログインします。
作業領域のホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
OEHRサンプル・オブジェクトのアイコンをクリックします。
「タスク」リストで「このアプリケーションの削除」をクリックします。
削除ページが表示されます。
すべての関連付けられたオブジェクトおよびサンプル・データを削除するには、「アプリケーション定義の削除」および「サポートされているオブジェクトの削除」を選択します。
「削除」をクリックします。
ローカルにインストールされたApplication Expressリリース2.2.1.1以上のインスタンス(ホスティングされたデモ環境以外)を使用して、HRスキーマがインストールされている場合は、直接HRスキーマに対してこのガイドの演習を実行できます。
そのためには、この項で説明されているとおりにサンプル・オブジェクトをダウンロードしてインポートするかわりに、HRスキーマを作業領域に関連付ける必要があります。
次の手順で、HRスキーマを作業領域に関連付けます。
「作業領域」ホームページで、右にある「管理」リンク・リストから「サービスの管理」をクリックします。
「データベース・スキーマのリクエスト」を選択します。
「スキーマの指定」で次のようにします。
「データベースから既存のスキーマの使用」を選択します。
「スキーマ名」選択リストで「HR」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「確認」で「終了」をクリックします。
これにより、スキーマをユーザーの作業領域に関連付けるように、Application Express管理者にリクエストが送信されます。
リクエストが承認されると、アソシエーションの完了を通知する電子メールを受信します。この時点で、HRスキーマを使用してこのガイドの演習を続行できます。
HRスキーマの表名にはOEHR
の接頭辞は含まれていないことに注意してください(OEHR_EMPLOYEES
ではなくEMPLOYEES
)。このガイドではOEHRスキーマを使用したすべてステップが説明されていて、選択およびコードを適宜調整する必要があります。
また、他のユーザーがHRスキーマを使用している可能性があることにも注意してください。これによりオブジェクトまたはオブジェクト内のはデータがこのガイドにあるものと異なる可能性があります。
オブジェクト・ブラウザで作成したオブジェクトを確認してください。オブジェクト・ブラウザではデータベースのオブジェクトの参照、作成、編集が可能です。
オブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。
作業領域のホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。
「オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。
オブジェクト・ブラウザが表示されます。
オブジェクト・ブラウザは2つのセクションに分割されています。
「オブジェクト選択」ペインはオブジェクト・ブラウザ・ページの左側に表示され、現行スキーマ内で選択したタイプのデータベース・オブジェクトがリストされています。
ページの右側に「詳細」ペインが表示され、選択したオブジェクトの詳細な情報が表示されます。
「オブジェクト選択」ペインで、リストから「OEHR_EMPLOYEES」をクリックします。
「詳細」ペインには表の詳細が表示されます。
「詳細」ペイン上部の「データ」タブをクリックします。
OEHR_EMPLOYEES
表にデータが表示されます。他のタブには選択したオブジェクトに関する詳細が表示されることに注意してください。
オブジェクト名を検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しない検索条件を入力します。
すべてのオブジェクトを表示するには、検索フィールドを空白のままにします。