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レポート出力の構成 |
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エンド・ユーザーがレポートを出力できるようにするために、次の方法でアプリケーションを設定できます。
レポート・リージョン: リージョンの「出力属性」を構成すると、レポート・リージョンを印刷できます。これらの設定が適用されるのは特定のリージョンのみで、リージョンのコンテキスト外では使用できません。
エンド・ユーザーはページで表示されたレポートをダウンロードして出力でき、レポートは出力用に設計されたレポート・レイアウトを使用して形式化されます。
レポート問合せ: 「共有コンポーネント」で設定する問合せのレポート結果の出力を設定できます。リージョンに含まれるSQL文とは異なり、これらの共有のレポート問合せは、問合せを保存する際に検証されるスタンドアロンのSQL文です。これらはSQL文であって、SQL文を戻すファンクションではありません。
レポート問合せをレポート・レイアウトに関連付けて、書式設定されたドキュメントとしてダウンロードできます。レポートにカレント・アプリケーションのセッション・ステートを含めることができます。
エンド・ユーザーがこれらのレポートを使用できるようにするためには、アプリケーションとレポートを統合する必要があります。たとえば、ボタン、リスト・アイテム、ブランチまたはターゲットとしてURLを使用できる他のナビゲーション・コンポーネントと、レポート問合せを関連付けることができます。アイテムを選択して出力プロセスを開始します。
レポート・リージョンおよびレポート問合せは、次の形式でダウンロードできます。
RTF: Microsoft Wordと互換性があります。
XLS: Microsoft Excelと互換性があります。ただし、コンテンツはHTMLベースであるため、本当の.xls
ファイルではありません。
HTML
レポート出力機能の詳細は、次を参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/index.html
トピック:
参照: レポート出力の機能を完全に使用するためには、Oracle Application Expressのサービス管理者はサイトにこの機能を有効にする必要があります。「レポート出力の構成」を参照してください。 |
レポート・リージョンまたはレポート問合せのどちらかをフォーマットするには、レポート・レイアウトと関連付けます。レポート・レイアウトを使用すると、印刷用形式でデータをレンダリングできます。レポート・レイアウトを選択しない場合は、デフォルトのXSL-FOレイアウトが使用されます。
Application Expressでは、レポート・レイアウトを作成して使用する際に、多くの柔軟性が用意されています。
ユーザーは、Application Expressで提供されているデフォルトのレイアウト(レポート・リージョンの場合)や汎用レイアウト(レポート問合せの場合)を使用できます。
組込みのXSL-FOベースのレポート・リージョンのレイアウトを使用して、コードをコピーおよびカスタマイズできます。ページ・サイズやフォント、色などを制御する様々なレポート・リージョンの属性を編集できます。
RTFまたはXSL-FOレポート・レイアウトを作成してレポートのルック・アンド・フィールをカスタマイズできます。RTFレポート・レイアウトを使用するには、Oracle Application Expressのサービス管理者はサイトで詳細設定を選択する必要があります。
「レポート問合せ」オプションの可用性は、サービス管理者がサイトでどのようなレポート出力設定を行ったかによって異なります。これらのステップに示されたすべてのオプションが使用可能であるとはかぎりません。
レポート問合せを作成するには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート問合せ」をクリックします。
「作成」をクリックします。
問合せを実行するには、次の情報を指定します。
名前: レポート問合せの名前を入力します。
この名前は、レポート問合せのダウンロードに使用するURLのリクエスト文字列の一部です。
SQL問合せ: SQL文を直接入力するか、「クエリー・ビルダー」をクリックして、クリックやポイントによってSQL文を作成します。
SQL文でアプリケーションおよびページ・アイテムを参照するには、バインド変数として参照します。
「次へ」をクリックします。
問合せをテストするには、「問合せのテスト」をクリックします。レポート問合せをテストすることで、適切な結果セットが戻されるかどうか確認できます。
バインド変数を含めると、問合せを実行する前にテスト値を設定できます。テスト値は、レポート問合せのXML構造のエクスポート時、および形式が設定されたテスト・バージョンのレポート問合せのダウンロード時に、このウィザードの後のステップでも使用されます。
問合せのテスト後に、「次へ」をクリックします。
(オプション)「セッション・ステートを含む」で、次を指定します。
セッション・ステートを含めるには、上矢印をクリックしてリストからアイテムを選択します。
セッション・ステート・アイテムを使用してレポートとともに追加データを表示します。たとえば、顧客の住所を表示するアイテムを選択して、注文フォームにその情報を表示できます。注文のヘッダー情報は注文の詳細とともに表示されます。
「追加」をクリックしてアイテムをボックスに移動します。
「次へ」をクリックします。
「XMLのダウンロード」で、画面に表示される手順に従います。
「確認」で、次のステップを実行します。
問合せ名: 問合せを識別します。
レポート・レイアウト: 選択したレポート・レイアウトを識別します。
出力形式: このレポート問合せの形式を選択します。
(オプション)アイテム: 形式情報を保持するアイテムを選択します。
URL: このレポートをアプリケーションに統合するには、表示されたURLをボタン、リスト・アイテム、リンクまたは他のナビゲーション・コンポーネントに対するターゲットとして使用します。これにより、たとえば、エンド・ユーザーはボタンをクリックして、出力プロセスを開始できます。
テスト・レポート: これをクリックしてレポートをプレビューします。
「終了」をクリックします。
レポート問合せは、「共有コンポーネント」に作成および保存されます。
レポート問合せを編集するには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート問合せ」をクリックします。
レポート問合せページで、ページ上部のナビゲーション・バーを使用して名前で問合せを検索したり、またはページの表示を変更できます。たとえば、「ビュー」リストから選択して、デフォルトの表示を変更できます。使用可能なオプションは次のとおりです。
アイコン: (デフォルト)各問合せを大きいアイコンとして表示します。問合せを編集するには、該当するアイコンをクリックします。
詳細: 各問合せをレポートで1行に表示します。問合せを編集するには、名前をクリックします。
情報を編集します。
XMLとしてレポートをエクスポートするには、「タスク」リストのリンクをクリックします。
「変更の適用」をクリックします。
レポート問合せをコピーするには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート問合せ」をクリックします。
レポート問合せページで、「コピー」をクリックします。
「レポート問合せのコピー」で、コピーする問合せを選択して、コピーの新しい名前を入力し、「コピー」をクリックします。
新しいコピーが問合せリストに表示されます。
レポート・レイアウトを作成して、問合せまたはレポート・リージョンにレポートを関連付けます。次のオプションのいずれかに基づいて、新しいレポート・レイアウトを作成できます。
汎用列: 汎用レポート・レイアウトはほとんどの問合せ結果セットに使用できます。このレイアウトを使用すると、出力可能なドキュメントの生成時に、列の数が自動的に調整されます。
多くのレポート・レイアウト属性は、組込みのデフォルトXSL-FOレイアウトを使用して、レポート・リージョンに対して宣言的に定義できます。レポート・レイアウトを追加制御する必要がある場合は、このステップによりカスタマイズ可能な組込みのデフォルトXSL-FOレイアウトのコピーを作成できます。
名前付き列: 名前付き列のレポート・レイアウトは、問合せ固有のレポート・レイアウトで、問合せ結果セットに含まれる列の定義済リストで使用できるよう設計されています。このレイアウト・タイプはページ・アイテムおよび問合せ列の位置を正確に制御する必要がある場合に、個別に設計されたレイアウトで使用されます。
「レポート・レイアウト」オプションの可用性は、サービス管理者がサイトでどのようなレポート出力設定を行ったかによって異なります。これらのステップに示されたすべてのオプションが使用可能であるとはかぎりません。
レポート・レイアウトを作成するには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート・レイアウト」をクリックします。
「作成」をクリックします。
レポート・レイアウトの作成ウィザードが表示されます。
「レイアウト・タイプ」で、オプションを選択し、「次へ」をクリックします。
汎用列(XSL-FO): このレイアウトは、デフォルトのテンプレートに事前移入され、ユーザーのニーズに合せて編集可能です。
名前付き列(RTF): このレイアウトはRTFファイルとしてアップロードされます。
名前付き列(XSL-FO): このレイアウトはXSL-FOファイルとしてアップロードされます。
「レイアウト・ソース」で、該当する情報を確認および編集します。このページに表示されるオプションは、選択したレイアウト・タイプによって異なります。
「汎用列」を選択した場合は、次のステップを実行します。
レポート・レイアウト名: レポート問合せまたはレポート・リージョンに関連付ける際にレポート・レイアウトを識別するための名前を入力します。
レポート・レイアウト: レポート・レイアウトは、ページ書式のXSL-FOベースの定義です。ページ・サイズ、向き、フォント、スタイルなどを定義する属性は、すべてこのセクションで定義されます。
有効な置換文字列のリストおよびその他の情報のリストを表示するには、アイテム・ラベル「レポート・レイアウト」をクリックします。個別のヘルプ・ウィンドウが開きます。
レポートの列ヘッダー: レポート・ヘッダー行の各セルの外観を定義します。
レポート列: すべてのレポート行に対する各セルの外観を定義します。
レポート列の幅: 実行時に計算されるか、またはレポート・リージョンのレポート列定義から導出できます。
名前付き列を選択した場合は、次のステップを実行します。
レポート・レイアウト名: レポート問合せまたはレポート・リージョンに関連付ける際にレポート・レイアウトを識別するための名前を入力します。
レポート・レイアウトを含むファイルをアップロードします。
汎用列のレポート・レイアウトを直接Application Expressで編集できます。ただし、名前付き列のレポート・レイアウトを編集するには、現行のファイルをダウンロードしてそれを編集し、再度アップロードする必要があります。
レポート・レイアウトを編集するには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート・レイアウト」をクリックします。
レポート・レイアウト・ページで、編集するレイアウトを選択します。
汎用列のレイアウトの場合は、「レポート・レイアウトの編集」で直接レイアウトを編集します。その後、「変更の適用」をクリックします。
名前付き列のレイアウトの場合は、「ダウンロード」をクリックして、コンピュータにファイルを保存します。
ファイルを編集して、新しいレポート・レイアウトとして更新されたバージョンをアップロードします。
レポート・レイアウトをコピーして編集および保存できます。
レポート・レイアウトをコピーするには、次のステップを実行します。
共有コンポーネント・ページにナビゲートします。「共有コンポーネント・ページへのアクセス」を参照してください。
「レポート」で、「レポート・レイアウト」をクリックします。
レポート・レイアウト・ページで、「コピー」をクリックします。
レポート・レイアウトのコピー・ページで、コピーするレイアウトを選択して、コピーの新しい名前を入力し、「コピー」をクリックします。
新しいコピーがレイアウト・リストに表示されます。
サポートされている形式でレポート・リージョンをダウンロードまたは出力するには、次の一般的なステップを実行する必要があります。
設定するレポート・リージョンを含むページを選択します。
レポート・タイプのリージョンを作成または選択します。
レポートに表示される結果の標準のSQL問合せに基づいたレポート問合せは、このリージョンに関連付けられている必要があります。
そのリージョンのレポート出力を有効にします。
このオプションは必ず選択してください。このタスクの残りのステップで、デフォルトを受け入れるか、別のオプションを選択できます。
出力形式を選択します。
レポート・レイアウトをレポート・リージョンに関連付けます。
デフォルトのレポート・レイアウトには、レポートに表示される「出力」リンクが含まれます。これはカスタム・ボタンと置換可能です。
用紙サイズ、向き、ヘッダーおよびフッターなどの他の出力属性を設定します。
デフォルトのレポート・レイアウトを使用する場合、エンド・ユーザーは「出力」ボタンをクリックして出力プロセスを開始します。
出力機能がサイトで設定されている場合、様々な形式で出力できるようにレポート・リージョンを構成できます。
出力用にレポート・リージョンを構成するには、次のステップを実行します。
アプリケーションで、出力するレポート・リージョンを含むページを選択します。
ページ定義が表示されます。
「リージョン」で、出力するリージョンの横にある「レポート」をクリックします。
「出力属性」タブをクリックします。
「出力」で、次の該当する情報を指定します。
レポート出力の有効化: 「はい」を選択します。
リンク・ラベル: 出力プロセスを開始するリンクのテキストを入力します。
(オプション)ファイル名: ダウンロードされるファイルの名前を入力してください。空白にすると、リージョン名がファイル名として使用されます。
出力形式: 出力オプションを選択します。
アイテム: 「ページ・アイテムから派生」を選択する場合は、アイテムを選択します。
レポート・レイアウト: 「デフォルト・レポート・レイアウト」またはユーザーまたは管理者が作成した使用可能なレポート・レイアウトを選択します。
残りのセクションで、ページ・サイズ、用紙の向き、ページのヘッダーおよびフッター、フォント、テキストの色、背景の色を定義します。
「変更の適用」をクリックします。
デフォルトのテンプレートを使用した場合、エンド・ユーザーは「出力」リンクをクリックすると、このリージョンで指定された書式でレポートを出力できます。